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富山県の気候は雨や雪の日が多いため、昭和の頃から、
お墓内部に水が浸入しにくいように、また湿気が充満しないように考慮されてきました。
ちなみに、富山県外の多くの地域のお墓では、納骨室は地下にあるのをご存知ですか?
納骨室が地下にあると、雨水が浸入しやすくなり、骨壺が濡れてしまいます。
そのため、雨や雪の日が多い富山県では、地上に納骨する形が主流なのです。
地上納骨型の納骨室には、くり抜き型、貼り合わせ型、柱型の3つがあり、
地域性やご予算にあわせて選ばれています。
富山の石材店さんは、全国的にもとても優れた構造設計と加工技術で、
納骨棺に水が入らないような構造でお墓を建てています。
特に納骨棺の位置は、全国的に主流は地下納骨型ですが、
富山で主流なのは地上納骨型です。
地上納骨型のお墓は納骨棺の構造によって、くり抜き型、貼り合わせ型、
柱型の3つに区分され、地域や予算にあわせて選ばれています。
お墓を建てると決まって、まず考えなくてはならないのは、その価格です。
相場はいったい、どの程度なのでしょうか。
墓石の価格は、地域格差が非常に大きいものです。
50万~1,000万円と、選択肢の幅も大きくなります。
規模、形状、石種などによって大きく変わるお墓の価格。
2015年に一般社団法人全国優良石材店がおこなった調査によると、墓石購入価格の全国平均
価格は164.6万円で、地域別平均価格は四国が198.5万円ともっとも高く、北陸が142.9万円と
もっとも安くなっています。
なお、購入価格帯は100~200万円が47.4%、50~100万円が24.8%、200~300万円が
18.2%で、全国および地域別平均価格に準じた内容となっています。
富山だけをみてみると、富山市が150万円、呉東地区が250万円、呉西地区が130万円と、
かなりの地域差があることがわかります。呉東地区がとりわけ高価なのは、魚津や黒部では
5尺のお墓が主流となっているなど、お墓の規模が大きいことと密接な関係があるようです。
参照:一般社団法人全国有用石材店「2015年お墓購入者アンケート調査」
お墓の金額を決めるのは、主に「墓石費用」「永代使用料」「管理費」の3つだといわれて
います。この3つの内訳についてご紹介しましょう。
厳密にいうと、他にもあるでしょうが、目安としてはこの3つです。
寄付やお礼などの支払が発生するものはここでは省きます。
一般的には墓石の本体価格、外柵費用、施工費で墓石建立の値段が決まります。墓石費用 = A.墓石の本体 + B.外柵 + C.施工費
墓石本体の価格は、石の種類や石の使用量、石の加工費、施工費用となります。
中でも石の種類の影響が大きく、場合によっては数十倍の価格差が生じることも。
一般的に外国産石材は国産石材よりも、安価な傾向にあるといわれています。
永代使用料とは、お墓となる土地を使用する権利を
得るための費用のことをいいます。
一般にいう「墓地を買う」とは違い、墓地の所有者で
ある寺院・霊園と永代使用権を取得する契約を
結ぶことを指し、購入時に支払う費用です。
永代使用料は、あくまでも“使用権を所有している”
だけで、“土地を所有する”わけではありません。
もちろん、固定資産税の対象外です。
事前に、永代使用権の契約内容をしっかり確認した上で、購入しましょう。
承継者(使用名義人)が変わっても、所定の変更手続を経れば永代にわたって
使用できます。
承継者がいなくなってしまったり、長期間にわたり、管理費が未納だったため、
権利失効してしまった場合や、お墓を移転するため、墓地を返還する場合、
基本的には永代使用料は戻ってきません。霊園のほとんどは永代使用料を返還しないと
墓地使用規則に定めているからです。
墓地によって規定が異なりますので、詳しくは石倉石材店までお問い合わせください。
管理費は、永代使用権を購入後から毎年支払う必要が
あります。
墓石の設置が済んでいない場合でも支払わなければ
なりません。
墓地にある施設の維持・管理に必要な費用だからです。
墓地の清掃・水道設備・参道整備・駐車場・緑地や
管理棟など、墓域全体の運営・管理に使用されます。
「墓石費用」や「永代使用料」は購入時に支払うだけですが、
管理費は毎年支払う義務が生じます。
なお管理費の未払いが続いた場合、墓地使用権を失効する場合もございますので
ご注意ください。
管理費は、公営霊園では一律。
民営霊園は多少高くなりますが、霊園によっても金額に差があります。
石材店のパンフレットや、折込チラシ、ホームページなどで、永代使用料と墓石費用を合算し
“墓石一式○○万円”と書かれたものを見かけることがあります。
最も安い価格が前面に大きく表記されることで、お買い得に見えますが、
“一式”の中に何が含まれているのか”をしっかり確認しておきましょう。
チラシなどの価格表記には含まれておらず、後から別途加算されるケースがあります。
実際に建墓する時点で、区画や石の種類や石の使用量、形状や付属品などによって金額が
大きく異なってくることを考慮に入れておきましょう。
お墓を購入すると決めたら、石材店へ足を運び、建てられているお墓を例に、石の種類や
金額の説明を受け、確認しておくことが大切です。